【元準富裕層が勝手に語る】生活防衛金は生活は守ってくれるが、○○は守れない



先日、ネット記事で「マス富裕層」という言葉を見かけて、なんだろう?と調べたら、世帯資産(ローンなどを除く純資産)が1億円以上、または世帯年収が2000万円以上の人たちを言うそうです。

で、月に使える自由なお金が20万円以上あるのだとか。

夫なら、すべて飲食に消えそうです。私は、なんだろうな?さすがに漫画や薄い本で月に20万も使えないなぁ…。


それはさておき。


最近、節約系動画を楽しく見ています。自動再生にしているので、自己啓発系の動画もラジオのように聞いています。


その中で、すごく突き刺さった話がありました。


多分、マナブさんの動画だったと思うのですが、


お金(貯金)はあるのに、収入(激減)がなくなったら、メンタルがやられた。


要約すると、こういうことを言われていました。


これね、ホントに精神がヤられます。実体験済みです。


たくさん稼いでいた人が、躓いて、身持ちを崩したりするのはコレです。躓いた時点では、ちゃんとお金はあるのにですよ。メンタルがヤられます。


我が家の場合のお話を。


我が家の場合、前の仕事がとぶと決まった時点で、住宅ローンを差っ引いても3000万円以上ありました。


仕事を閉じるにしても、それなりのまとまったお金が動きます。そして、次の仕事が決まっていないので、どれくらい収入がなくても今の生活ができるか計算してみました。おおよそ3~4年はいけると。


とりあえず、次の仕事が見つかるまで伝手でバイトしたりもしましたが、月の生活費を賄えるほどではありませんでした。


お陰様で、比較的早く次の仕事にトライできることになり、準備するために全くの無収入期間を迎えることになりました。


貯金がちゃんとあって、生活が維持できているにも関わらず、心は不安で不安で堪りませんでした。家庭内もなんだかどんより暗くて、発言はネガティブなことばかり。


夫は事あるごとに「お金がない」「お金がない」と。ちゃんと貯金があるのを見せていても、「お金がない」と。めっちゃ鬱陶しかった。


今思えば、夫にとって「稼ぐ=自尊心」だったのかもしれません。


自己肯定感も持てず、これからのことも分からず、貯金があると言えどリミットは刻々と迫ってきて、それで夫婦四六時中一緒にいれば、そりゃメンタルがズタボロです。お互いに逃げ場がない。


お金が入ってこない =いつか尽きる = 衣食住が賄えない = 命が脅かされる


こういう思考に陥っていきます。(マジで)


助け合って、励ましあっていくべきはずなんですけど、喧嘩になります。お互い、不安なんですもん、仕方ないです。


仕事が決まって、準備している間にも、ジャンジャンお金が流れています。収入につながるか確証はなくても、最低ラインは確保できるならばトライするしかなかったので。


もうね、お金が出ていくばかりって、出血多量と同じで生命の危機を感じるんです。この不安感に押しつぶされそうになるのを乗り切れるかどうかは、貯金の有る無しよりも、先に希望があるかどうかだと思います。


節約系動画でも、FPさんも、「生活防衛金を用意しましょう!」とおっしゃっていますが、それと同時に「お金が稼げないとき、自分がどんな精神状態になるか一度くらい真剣に想像してみる」というのも大事だと思います。


生活防衛金はもちろん大切です。準備が必要です。


が、心は守ってくれません。


心を守る方法も知りません。


ただ、生活維持の最低ラインがどこか把握しておくだけでも、乗り切れる可能性が少しだけ高くなると思います。


もう二度と味わいたくないですけどね。












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