シャッシュレス決済の推進が本格化して早5ヶ月目。
超零細小売業の胸の内を書いてみようと思います。
キャッシュレス決済を導入するのは乗り気じゃなかった
最後まで夫は導入反対でした。
初期費用はともかくとして、決済手数料を取られるのがどうしてもイヤだったようです。手数料分を価格に乗せれる商品ではないので、手数料=実損なのです。
でも、導入したのは、どうしても機会損失を避けたかったからです。地方の小規模商業地では銀行もコンビニもちょっと距離があるので、現金が不足しているときに他の店舗に行くという選択をされることがあるからです。
あと、決済から入金までにタイムラグがあるのも敬遠してしまうところです。日銭が必要な資金繰りの状態だと、本当に辛いです。
今回の政策でどれくらいキャッシュレス化が進むか未知数でしたが、時代の流れからして必要だと思い、全てクレジット決済されたときの費用を計算してから導入を決心しました。
キャッシュレス決済の利用率
キャッシュレス決済を導入して、どれくらい利用されているか…。
全決済の4%くらいです。
客層としては20~50代の方が多いのですが、クレジットカードを持ってらっしゃっても現金払いが多いです。もともと現金のみだったので、キャッシュレス決済ができるというイメージがないのかもしれません。
利用可能なカードのシールをさりげなく張っています。一応。
利用されるカードの種類
利用できる決済方法は、クレジットカード(VISA、Master、JCB、アメリカンエキスプレス、ダイナース、ディスカバー)、交通系IC、Apple Pay、QUICPay、iDです。
利用が多いのは、ダントツでVISAです。次にJCB。たまにMaster。月に1度くらいiD。QUICPayは4ヶ月間で1回だけ。交通系ICは未だに利用がありません。
現金払いが一番良いのですが、カード決済されるならVISAとMasterだと助かります。この二つは決済手数料が安いからです。
0.5%の差といえど、安い方が助かります。
キャッシュレス決済のほうが時間がかかる
キャッシュレス決済のメリットとしてあげられるスピードの速さですが、コンビニやスーパーのようにレジに連動していないので、とても時間がかかります。
リーダーのスリープ解除
↓
タブレットのスリープ解除
↓
金額入力、確認
↓
カード差し込み、読み取り待ち
↓
暗証番号入力
↓
決済完了確認、カード返却
↓
レシート発行
と、とても時間がかかります。現金のほうが断然速いです。あと、会計担当が夫だと、お客さんが「わかってないだろうな」と気を利かせて現金払いにする方もいらっしゃいました。
そのせいか、一度カード決済された方でも、毎回される方はごく少数です。手元の現金を使いたくないときだけ使う人が多い印象です。
キャッシュレス決済を導入して
キャッシュレス決済について、店側としてのネガティブな思いを書き綴りましたが、導入して良かったですし、今後ますます重要になってくると思います。
決済手数料などありますが、現金だって、両替手数料がかかったり、入金手数料がかかったりするご時世です。
思ったよりキャッシュレス決済を利用する方が少なくて驚きはしましたが、利用率は増えていく方向だと思います。
それらの費用を負担しても、十分な儲けが出るようにしていくのが大切だと思うこの頃です。
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